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沖縄のハエ

2020.10.13

1.種類

<大型種>

1.ニクバエ科:成虫の体長8~14mm。胸部背面に3本の黒条を腹部背面は市末模様である。成虫は、産卵ではなく1令幼虫を産み落とす。

 

2.クロバエ(キンバエ)科:体長7~12mm程。体色は、光沢があり黒っぽいものから青っぽい種までいる

 

3.イエバエ科オオイエバエ:成虫の体長7~9mm。イエバエとよく似るがより大型で、腹部に市末模様を呈する。胸部背面には4本の黒条を有する。

 

<小型種>

1.ノミバエ科:成虫の体長2mmほどのコバエ。発達した後脚を使ってノミが跳ねるように歩く。幼虫は、肉食で動物の死骸や排泄物などに集まる。

 

2.ショウジョバエ科:成虫の体長2~3mm。台所の野菜屑や果物の皮やお酒が好きでビールなどアルコールによく集まる。

 

3.ニセケバエ科:体長は1.5mm~3mm。春と秋に増加傾向。汚泥、食品残渣から発生する。

 

4.クロバエキノコバエ科:体長2~3mm。屋外の土壌から発生する、特に油粕などの有機肥料を与えた観葉植物からも発生する。

 

5.チョウバエ科:オオチョウバエ、体長3~4mmホシチョウバエ、体長2~3mmの2種が存在。

 

以上が沖縄で多く発生•問題になる種になります。

 

2.生態

大型バエは、基本的に屋外から発生し、屋内へと臭いや光に呼び寄せられ、侵入してきます。

小型バエ(コバエ)の場合は、屋内外で発生でき、その種によって、発生源が異なる。

コバエも匂いや光へ誘引される性質をもち、食品工場や厨房で時々、問題となる。

3.被害

大型バエもコバエも衛生害虫に区分されている為、感染症媒介や異物混入などの要因になります。

4.対策

大型バエもコバエも基本的に捕虫器での対策が有効になります。

捕虫器は、業者による捕虫器とインターネットでも購入可能です。

捕虫器以外での対策は、光が漏れないようにUVカットのフィルムをガラスに貼るなどして、光が漏れないような対策をしましょう。

また、内部発生のコバエに対しましては、発生源になる排水溝のヌメリや汚泥の清掃、残飯などの早めの処理又は、蓋つきのゴミ箱に入れるなど臭気が漏れないような工夫が必要になります。


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